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2025年(令和7年)6月10日 埼玉県立歴史と民俗の博物館友の会 発行 ☆さいたま市大宮区高鼻町4-219
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【巻頭エッセイ】 |
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資料を通して「人の歴史」を伝えたい 埼玉県立歴史と民俗の博物館 副館長 森内優子__ この4月1日付けで、歴史と民俗の博物館の副館長に就任いたしました、森内と申します。どうぞよろしくお願いいたします。私は埼玉県に歴史の学芸員として採用され、当館(当時は「埼玉県立博物館」)に配属されました。その後、他館や県庁での勤務を経て、今年25年ぶりに、この博物館に戻ってまいりました。 平成18年に埼玉の県立博物館施設の再編整備が行われ、「県立博物館」は岩槻にあった民俗文化センターと統合し、「歴史と民俗の博物館」としてリニューアルオープンしました。それから早くも20年近くが経過して、デジタル化やユニバーサルデザイン化、多言語化、地域との連携など、博物館に求められる課題は大きく変化してまいりました。 一方で、博物館には、時代を問わず求められる使命もあります。当館でいえば、埼玉の歴史と文化を伝える博物館資料を収集保管し、未来に継承していくことがその一つです。 展示室をご覧いただくと、石器や土器に始まり、埴輪や絵巻、仏像、刀、鎧、絵画、古文書から昭和の電化製品、コロナ禍で一躍身近になったマスクにいたるまで、各時代を象徴する資料が、ずらっと並んでいます。まさに博物館はモノ資料を見学するところと思っておられる方も多いと思いますが、できればもう一歩進んで、資料に関わった多くの人々の姿を想像し、感じていただきたいと思っております。 そう考える理由のひとつは、博物館の資料には、それらを使い、守り、伝えた多くの「人」の思いや知恵がつまっていて、こうした先人の思いは、私たち自身の生活や文化のルーツを知るために欠かせないものであると思うからです。 もうひとつの理由は、新しい文化が生まれるためには、過去の歴史や文化が必要だからです。いつの時代も、「どうしたら便利になるか」「できなかったことができるようになるか」という人々の思いが力となって、生活や技術の改良が重ねられてきました。展示ケースに並ぶ資料たちは、そうした人々の知恵と工夫の結晶であり、そこには新たな文化を生み出すためのヒントや、アイディアが詰まっています。資料の中には、芸術性などモノとしての鑑賞価値の高いものも沢山ありますが、モノとしてだけでなく、そこに関わった「人」にも思いを馳せていただけたらと思います。 博物館の資料は、人の寿命を超えてはるか未来まで、先人とそして私たちの足跡を伝えてくれます。そうした資料を守り伝えるため、これからも世の中にとって博物館が必要であると御理解いただけるよう努めてまいりますので、「博物館友の会」の皆様におかれましては、博物館のよき理解者の代表として、今後とも変わらぬご支援、ご協力を賜りますよう、改めてお願い申し上げます。 |
総会では2024年度の収支報告および事業報告が提案され承認されました。2025年度事業計画および予算案も提案され承認されました。総会で決定した内容のうち、収支決算報告と新年度事業計画は以下の通りです。会則変更の詳細はホームページをご覧ください。
1.講演会 〇5月25日(日)「考古学からみえてきた江戸東京」 江戸遺跡研究会 顧問 古泉 弘 氏 〇今後の予定:具体的な講師(テーマ)を優先順位付けして検討し、さらに2~3回実施予定。来年度以降も見据えて個別の講演会を実施するためのグループの推進力を高める。 9月中旬に次回講演会を予定(8月の「JUNO」で発表) 〇プレミアム講座 館の協力を得て、3回程度は実施したい。 2.見学会 ・バス見学会や現地集合型も含めた行先候補を検討中。 11月初旬に次回見学会を予定(8月の「JUNO」で発表) 3.クラブ活動の推進 現行の3クラブに加えて、他の企画も随時立ち上げ可能とする。 4.その他 ・会報JUNOの電子版(メルマガ)の定着と一部印刷物発行のフォロー ・受付当番の継続(日曜日限定および館内イベント開催時の臨時開設)・現会員の高齢化による活性度低下や一定の退会者は避けられない。若い会員や新しい会員の力を更に活用するための仕組みを検討するとともに、イベントの充実と上記項目の運用により、ベースとなる会員数の減少に歯止めをかけたい。 ・運営組織の見直し (1)上記、講演会および見学会などの主要なイベントを実施するためのグループを明確にして活動が日常的に機能するように支える。 (2)役員任期は2年と定められており、今年度は全員再任となるが、来年度以降への可能性を広げるために一般会員からも運営に関わる参加を募る。特に一般会員の中のIT技術能力やWEB処理能力を提供していただき、会員自らが作っていく会として力をつけたい。 |
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◆会からのお知らせ◆◆ |
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今後の会報の発行について
2024年4月(JUNO174号)以降は、基本を「Web会報」とし、会員宛てに送信する「Eメール方式」によるデジタル会報を2か月に一度のペースでお送りする予定です。●博物館からの寄稿や会員の皆様からの投稿は「Web会報」でも変わらず掲載できます。分量に縛られず、写真なども綺麗に掲載できますので、ぜひお寄せください。●毎年、12月と翌年2月には会費の「振替払込用紙」と新年度の「会員証」の送付がありますので、会報を印刷し、郵送による発送を行います。●定期的な会報とは別に、これまでお送りしていましたEメール形式でのお知らせは今後も必要に応じてすべての会員宛てに継続させていただきます。この会からのEメールに対しては直接の返信はとどきませんので、ホームぺージなどに記載してある<友の会への連絡フォーム>でご連絡ください。 |
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●博物館ロビーの友の会「受付」について 2024年1月より博物館ロビーでの「友の会受付業務」を再開しています。原則として毎週日曜日だけになります。 |
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友の会への連絡は「指定のフォーム」でお願いします(友の会への直接の電話連絡はできません) 友の会の活動についての質問や参加の申し込みは必ず友の会の指定のフォームからするようにお願いします。また、埼玉県立歴史と民俗の博物館(以下博物館)自体が行う講演会や見学会については博物館の規定に従って連絡をしてください。 |
◆開催した行事の報告◆
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◆イベント案内◆ (規定にしたがってご応募ください) * 情報は更新される可能性があります(イベントの募集終了・延期・中止など)。* 実際の申し込みはこちらのリンクからお願いします →[ホームページのイベント案内]。 |
| 【区分】 | ■ プレミアム講座 ■ |
【テーマ】 | 大宮 ~駅と公園から地域の歩みを振り返る~ |
| 【講師】 | 木村 遼之 氏(当館学芸員) ご専門は日本近現代史。今年度は特別展示・広報のご担当として企画展「名所 大宮―鉄道のまち・公園のまちー」を担当されます。一昨年には「埼玉の隠れた偉人 清水卯三郎」をプレミアム講座でも紹介していただくなど、近現代史的な視点から埼玉の時代状況を掘り下げて研究されています。 |
| 【内容】 |
大宮のまちは、氷川の大社を有する中山道の宿場町として近世に賑わいをみせたが、明治の変革の時代になって戸惑った住民も多かったかもしれない。町を今後どのように盛り上げていくか、試行錯誤の中で鉄道の駅と公園が基点となり、紆余曲折を経て町の発展に大きく寄与した。大宮公園の一画に建つ当博物館も現在に至る数奇な物語を有しており、その一端のお話も伺います。(図は《17東京高崎間鉄道略図(部分)) |
| 【日時】 | 2025年7月29日(火) 13時30分~14時30分 (開場:13時) |
| 【場所】 | 埼玉県立歴史と民俗の博物館・講堂(東武アーバンパークライン=東武野田線=大宮公園駅下車) *公共交通機関の利用をお願いいたします。 |
| 【費用】 | 参加費無料 |
| 【申込】 |
対象者を 会員または会員の関係者に限定します。 ①友の会ホームページの申込専用フォームより(7/25まで) [ 申込フォーム]
②「通常ハガキ」で7/25必着。 イベント名(または開催日)・申込者の住所・氏名・電話番号・会員番号を明記し、〒330-0803 さいたま市大宮区高鼻町4-219埼玉県立歴史と民俗の博物館友の会 宛て、返信はいたしません。お申込みいただければご参加いただけます。(できれば①の方法でお申込みください) |
| 【区分】 | ■ まち歩きクラブ ■ |
【内容】 | 盛夏の東京博物館・美術館散歩 |
| 【概要】 |
暑い夏の一日を東京・上野の3つの国立博物館・美術館で涼みながら知的体験を過ごしましょう。国立館は高齢者には無料(通常展示)という特典を与えてくれます。みんなで一緒の見学は楽しいものです。東京国立博物館は今年4月から「平常展」が「東博コレクション展」に変更され、彫刻作品を展示する本館1階の11室が新装されています。新しい展示ケースと照明が導入され、作品の特徴をより際立たせる展示環境となります。見どころは、高さ3メートル近い「金剛力士立像(仁王像)」2体の展示です(写真=東博のホームぺージより)。展示にいたるまでの力士像の歴史も興味深いです。他に重要文化財の本館建物と庭のユリノキの大木も歴史を感じさせます。 科学博物館の今夏の注目は特別展「氷河期展─人類が見た4万年前の世界。クロマニヨン人VSネアンデルタール人」で、これは有料(=2300円)です。 |
| 【内容】 |
・東京国立博物館(東博コレクション)一般1000円(70歳以上 無料:要証明書) * 1F:ジャンル別展示(彫刻 刀剣など)2F:日本美術の流れ(縄文・弥生・古墳~仏教の美術~禅と水墨画~武士の装い~屏風と襖絵~書画の展開など)。 ・国立西洋美術館(通常)一般500円(65歳以上 無料:要証明書) * 西洋美術館はル・コルビュジエが設計した国内唯一の建造物で世界遺産に指定されています。内部構造もすばらしいです。 ・国立科学博物館(通常)一般630円(65歳以上 無料:要証明書) * 科学博物館内は2つの大きな建物に分かれています。地球館=地球生命史と人類(1階から3階への順がよさそう)。日本館=日本列島の自然と私たち(3階から1階への順がよさそう) 3F[日本列島の生い立ち]2F[生き物たちの日本列島][日本人と自然]1F[自然をみる技] |
| 【予定】 | 10時から12時半まで 東京国立博物館と西洋美術館を自由に見学。 12時半に西洋美術館前(考える人像付近)に集合 公園内あるいは駅前休憩所(レストラン)にて休憩。 13時半:科学博物館などを見学後、自由解散とします。 |
| 【日時】 | 2025年(令和7年)8月1日(金) 10時~15時頃 (雨天時も開催します)。 |
| 【集合】 | 2025年(平成7年)8月1日(金)JR上野駅公園口前に集合 |
| 【費用】 | 交通費は各自負担。保険と参加費用:300円 |
| 【申込】 |
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申込フォーム]
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| 【問合せ】 | 090-1990-4807 つくい |