埼玉県立歴史と民俗の博物館友の会 会報 JUNO 184号
2025年(令和7年)12月10日 埼玉県立歴史と民俗の博物館友の会 発行 ☆さいたま市大宮区高鼻町4-219
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◆会からのお知らせ◆◆

今後の活動につきまして

「友の会会報」をお送りします。
・「友の会紹介パンフレット」の改定版を作成しました。(パンフレットのダウンロード
・次回理事会は2月10日(火)の予定。
会費納入のお願い
◎今年も会員更新の時期になりました。この会報に「振替払込用紙」を同封致しましたので、お近くの「ゆうちょ銀行」にて年会費2000円をお振り込みください。1月末までにお支払いいただいた更新会員の方には次回(2月)の会報に新しい会員証を同封してお届けいたします。博物館ロビーの友の会受付や友の会主催講演会などの受付にても承りますが、なるべく振り込みでお願いいたします。新しい年度も友の会の活動にご協力ください。

「掲示板」新設について
このたび、友の会のホームページの上部に新しく「掲示版」という機能を新設しました。会の運営全般とは別に、特に見学会や講演会などの細かい情報を関係者が簡単に発信できるようにするためです。今後、臨時情報のような感じで発信し、Eメールが届かない会員への連絡用にも使用します。実際の急な案内なども掲載することがあると思います。よろしくご利用ください。
この件の問い合わせ:筑井(pu8n-tki@asahi-net.or.jp 090-1990-4807)

博物館ロビーの友の会「受付」について
2024年1月より博物館ロビーでの「友の会受付業務」を再開しています。原則として毎週日曜日になります。

友の会の活動についての質問や参加の申し込みは必ず友の会の指定のフォームからするようにお願いします。また、埼玉県立歴史と民俗の博物館(以下博物館)自体が行う講演会や見学会については博物館の規定に従って連絡をしてください。
友の会への連絡フォーム]

<巻頭エッセイ>

埼玉県立歴史と民俗の博物館友の会の20年   友の会常任委員会

 埼玉県立歴史と民俗の博物館友の会が発足したのは2006(平成18)年の4月ですから来年で20年ということになります。短い期間のようですが、当初からの役員はほとんど現役を退き、最近入会の会員は以前のことをあまり知りません。よい機会ですのでこの20年を振り返って、できれば今後の活動に資することがあれば幸いです。現在の役員と接触のある当初からの主要な役員がほぼいないのですが、幸い、当会は設立前後から質の高い「会報」を発行して、それがすべて残っていますので、その「文書記録」と現役員の記憶を繋ぎ合わせてまとめてみました。内容でご指摘のことがあれば役員にご連絡いただきたいと思います。
 友の会の設立の経緯については「創刊準備号」として3回発行された『友の会ニュース』の1号に、当時の博物館館長であった高橋一夫氏が細かく書かれています。この高橋氏こそ、友の会の提案・設立者です。氏はこのあとも、講師としてまた見学会の企画兼案内者として、館退職後も当会の事業に参加いただきました。古い会員で記憶されている方は多いと思います。当時、行財政改革の一環で全国の博物館のあり方が見直されていました。埼玉県でも8館あった施設を4つに再編しようという動きの中で埼玉県立歴史と民俗の博物館ができますが、これまでの官主体だけという博物館の在り方に危機感をいだいて「民の力を活かした運営体的ボランティア」という組織をつくろうと思いたったようです。
 活動はすぐにはじまり、おそらく県内の郷土研究会などと連絡をとり、マスコミへのPRも行い、4月に発足。会長は宮川進氏。当初から現在のような博物館ロビーでの受付もやっていたようで、120名ほどの賛同者を集めて、さっそく8月には最初の見学会として嵐山の史跡の博物館に出かけています。会報の誌名も「JUNO」となり、10月に創刊号が発行され、現在に続いています。11月には会員200名との記載があります。当初から活動の主体は講演会と見学会でした(写真は2012年10月のミニ講演会)。のちに「クラブ活動」という自由な活動が加わります。この活動の開催時期や内容についてはホームページの「活動記録」にすべて掲載しています。それによると、2025年末時点で
 ・講演会(プレミアム講座含):170回  ・見学会(友の会主催): 95回 ・クラブ活動(2014年以降):171回
 となっています。毎月2回程度の行事が行われたことになります。一番最初の講演会(2006年10月)のテーマは<今に伝わる古居合のわざとこころ>で開催中の「名刀の一千年」に合わせた企画でした。会場で実際の居合抜きの実演があったようでかなりの参加者が集まったようです。

多くの記憶に残る講演会、見学会を実施

 20年のなかでも記憶に残るのは2011(平成23)年の大塚初重・明大名誉教授の『邪馬台国・纏向遺跡・箸墓古墳』、2017(平成29)年の吉村作治氏による『エジプト発掘の魅力』、2018(平成30)年の作家・中村彰彦氏の『保科正之と母(志津)の安産祈願文 岩井家の文書が特別展示』─などたくさんあります。 実質的な最初の見学会は翌2007(平成19)年1月の『県内の前方後円墳を全部見る』で、バス2台を使っていますから大変な参加者でした。見学会で記憶に残るのは、2011(平成23)年の『飛鳥奈良などへの2泊3日ツアー』などがあります。
 会報については定期発行を続けていますが、現在は隔月刊となっています。社会のデジタル化の中で、2013年(平成25年)10月より会のホームページを開設し、会員との連絡をEメール主体に切り替えました。会報も2024年4月からはネット配信を基本にしています。これは経費削減もありますが、印刷物、葉書応募、返信という事務量が大変なためです。クラブ活動というのは当初から案があったようですが、2014年ころから始まっています。現在は、この活動が友の会の中では一番盛んになってきました。ブログについては中村副会長(当時)が2007年頃からスタッフ用として発信をしていたようで、途中から実施したイベントの紹介という内容に変わり、現在まで430点もの記事が掲載されています。途中で母体が変更になり、初期のころの写真がないのが残念ですが、今はホームページで案内し実際の活動内容をブログで伝える役割になっています。


 なお、2009(平成11)年から2年間、当会が「花王コミュニティ・ミュージアム・プログラム」という文化団体助成を受け、最初の年には<博物館での能楽師を招いての舞台公演>2年目は<映画の制作>を行うという空前絶後(多分)の事業がありました。この件は次号で詳細を報告したいと思います。

◆開催行事の報告と経過◆
  • 2025(令和7)-10-24(金)円空仏研究会 (岡部)
  • 2025(令和7)-11-06(木)バス見学会 太田金山城と足利氏居館を巡る(群馬県太田市・栃木県足利市)
  • 2025(令和7)-11-15(土)古道探索倶楽部 (岡部)
  • 2025(令和7)-11-25(火)プレミアム講座(日光道中・日光御成道と埼玉の諸宿~)
  • 2025(令和7)-12-04(木)まち歩きクラブ(皇居の紅葉─東御苑と見附巡り)
◆今後の予定◆
(それぞれの規定にしたがってご応募ください)
  • 2026(令和8)-01-07(水)まち歩きクラブ(墨田川七福神)
  • 2026(令和8)-01-28(水)プレミアム講座(なぜ“復活”できたのか? ~祭礼・行事の中断と再開を考える~)
  • 2026(令和8)-02-22(日)講演会(大石学先生 徳川の平和=パクス・トクガワーナ=と江戸の学び)
  • 2026(令和8)-03-07(土)第48回古道を訪ねて 中山道を行く(第12回)

◆イベント案内◆ (規定にしたがってご応募ください)

* 情報は更新される可能性があります(イベントの募集終了・延期・中止など)。
* 実際の申し込みはこちらのリンクからお願いします →[ホームページのイベント案内]。

【区分】

■ 講演会 ■(埼玉県立歴史と民俗の博物館友の会主催・埼玉県立歴史と民俗の博物館協力)

【テーマ】

徳川の平和(パクス・トクガワーナ)と江戸の学び

【講師】大石 学 先生(静岡市歴史博物館館長)
【詳細】 大石学先生は、時代考証学会会長としても、NHKで大河ドラマ時代考証や、「英雄たちの選択」番組でゲストコメンテーター出演するなどご活躍されておられます。 今回は以下の趣旨で講演をしていただきます。
現代日本において、教育への関心の高さ、読書文化の根強さ、地域に根ざした学びの姿勢など、江戸期に育まれた価値観が脈々と受け継がれています。こうした日本型文明の礎を築いた江戸の学びの実態とその背景にある「徳川の平和」の構造、そして、それが現代日本にどのような形で影響をあたえているのかについて話していきます。
【日時】2026(令和8)年2月22日(日)13時30分~15時 (13時開場)
【場所】埼玉県立歴史と民俗の博物館・講堂(東武アーバンパークライン=東武野田線=大宮公園駅下車)
【参加費】会員:500円 非会員:600円
【申込】 ①[友の会ホームページの申込専用フォームより] ←なるべく、こちらでの申込をお願いします。
[申込フォーム]
「往復はがき」で、「〒330-0803 さいたま市大宮区高鼻町4-219 埼玉県立歴史と民俗の博物館友の会」宛てに、会員番号・氏名・住所・電話番号を明記のうえお申し込みください。返信はがきで、受講案内または受講希望に添いかねる旨の通知をいたします。 ○【締切期日:2月15日 ※応募者多数により、受付を期日前に終了させていただく場合があることをご了承ください。
【問合せ】電話:090-5526-0848 山本
(自動録音します。電話での参加申込は応じかねます。)

【区分】

■ プレミアム講座 ■

【テーマ】

なぜ“復活”できたのか? ~祭礼・行事の中断と再開を考える~

【講師】川邉 絢一郎 (当館学芸員)
専門は民俗学、中でも祭礼・人生儀礼。私たちの生活の移り変わりから暮らしのいまとこれからを考えるきっかけになる仕事を目指しています。お祭りや行事など無形の民俗文化財に興味を持っていましたが、最近は暮らしの道具の保存にも興味を持ち始めました。
【内容】 祭礼や行事など地域で親しまれている無形の民俗文化財が全国的に減少する傾向が指摘されていますが、県内でも秩父市の猪鼻の甘酒まつりがコロナ禍に中止となり、それ以降も中止状態が続いています。中止の理由として、少子高齢化による影響で後継者が減ったためだと説明されることが多いようです。 しかし、同様の状況においても、中断していた祭礼・行事が再開する事例があります。たとえば、県内では、東松山市金谷の餅つき踊りや野田の獅子舞が中断から再開をしています。県外では、秋田県男鹿市のナマハゲ行事、神奈川県伊勢原市の高部屋神社の潮汲み神事なども、近年再開した祭礼・行事です。今回の講座では、なぜ一度中断した祭礼・行事が再開できたのかに特に注目しながら、写真や映像を交えて、祭礼・行事の現在についてお話をいただきます。(図は《東松山市金谷の餅つき踊り》)
【日時】2026年1月28日(水)13:30~14:30 (開場:13時)
【場所】当館講堂
*公共交通機関の利用をお願いいたします。
【費用】参加費無料
【申込】 対象者を会員(ご家族を含む)または入会予定者に限定します。①または②(できれば①)の方法でお申込みください。
①友の会ホームページ内の当イベント用申込専用フォームより(1/23まで)
[ 申込フォーム]
②「通常ハガキ」で1/23必着。イベント名(または開催日)・申込者の住所・氏名・電話番号・会員番号を明記し、〒330-0803 さいたま市大宮区高鼻町4-219埼玉県立歴史と民俗の博物館友の会 宛て、返信はいたしません。お申込みいただければご参加いただけます。

【区分】

■ まち歩きクラブ ■

【内容】

隅田川七福神巡り

【概要】 久しぶりに200年以上の歴史を持つ都内最古の七福神めぐりを行います。多聞寺=写真=から白鬚神社・百花園・長命寺・弘福寺を経て三囲神社へ向かいます。
隅田川左岸地区は武蔵と下総の国府を結ぶ古東海道(奥州街道)の道筋で、平安時代から幹線道路が通過し、隅田の渡船場がありました。伊勢物語の古歌や能曲の梅若山王権現の舞台にもなっています。震災、戦災で大激変した街ですが、多門寺からの道中にある正福寺の「首塚」は古代東海道筋の隣でロマンの一端を感じさせます。
昼食休憩は百花園内になります。
言問団子他の甘未どころに寄ります。最後は東京スカイツリー駅(東京ミズマチ)周辺になりますので浅草方面に向かう人が多いと思いますが、なるべく一緒にいきましょう。
堀切駅は荒川の土手に面していますが、墨田川に注ぐ旧綾瀬川の最終川筋が分流しています。2月の見学会で歩いた綾瀬川の最終合流地点を確認することができます。
【行程】 東武スカイツリー線(東武伊勢崎線)堀切駅→(旧綾瀬川最終点)→多門寺→白鬚神社→百花園>→長命寺>→弘福寺→三囲神社
【日時】2026年(令和8年)1月7日(水) 10時~15時頃 (雨天時中止)。
【集合】午前10時 東武スカイツリー線(東武伊勢崎線)堀切駅
【費用】交通費は各自負担。保険と参加費用:300円
【申込】 [ 申込フォーム]
【問合せ】090-1990-4807 つくい

【区分】

■ 古道探索倶楽部 ■

【内容】第48回古道を訪ねて 中山道を行く(第12回)
【日時】2026年3月7日(土) 出発10時20分~解散15時30分頃
【集合・出発】JR高崎線 本庄駅改札周辺 集合10時15分、出発10時20分
* 出発時間が10時20分に変更となりましたのでご注意ください。
【行程】JR本庄駅―旧本庄商業銀行レンガ倉庫―安養院―金鎖神社―馬頭観世音―浅間山古墳―神保原駅
【その他】歩行距離は約7㎞、史跡巡りを入れると8㎞です。弁当と飲み物は必ず事前にご用意願います。雨具もお忘れなく。
【費用】資料代等・参加費500円
【申込】 12月10日より受付開始、先着30名様で締め切らせていただきます(可否は連絡いたします)
①友の会ホームページより申し込み ➁普通葉書に氏名・住所・会員番号・電話番号(ご自宅・携帯とも)を明記して〒330-0073 さいたま市浦和区元町3-32-25-202 寺内慎一宛
[申込フォーム]
【問合せ】前日まで寺内 090-1545-2848 当日小谷野(こやの)080-2075-2177


<友好団体の会合のお知らせです>

大宮郷土史研究会 令和7年度 第2回公開講演会
『 ミミズク土偶 』

◆ミミズク土偶は関東東部に多く出土しますが、旧大宮市内の各遺跡からも出土しています。岩槻郷土資料館でミミズク土偶の企画展を担当された小倉均先生から、各遺跡のお話も含めてご講演を頂きます。

講 師: 埼玉考古学会会長 岩槻郷土資料館指導員 小倉 均 氏

 日 時: 2025(令和7年)12月14日(日曜日)午後 2 時 開演
 場 所:高鼻コミュニティセンター大会議室 大宮区高鼻町2-292-1
 申 込: 当日 先着70名迄資料代等: 500円
 主 催: 大宮郷土史研究会
 問い合せ先 048-687-8253 または omiyakyoudoshi.2304@gmail.com まで


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